A creative studio focused on brand strategy,
visual identity, CGI, key art, packaging, and film.
プロレスリングNOAHは2000年に設立された日本のプロレス団体です。ZYLAは彼らの大会ごとのキーアートを年間を通して制作しています。
日本でのプロレスにおけるメイン視聴者は高齢化が進んでいて、新しい視聴者にリーチできないのが長年の課題でした。「既存のプロレスらしさ」を覆し、若い人々に楽しんでもらえるコンテンツに生まれ変われる様、ZYLAはビジュアルデザインをサポートしています。
我々の得意とする、モダンでスタイリッシュな視覚表現をプロレスに加えることで、日本に新たなスタイルのスポーツエンターテインメントが生まれようとしています。
Keiji Muto Final Countdown Series
プロレスラー武藤敬司選手の引退試合のキーアートを制作しました。彼の代名詞である得意技「シャイニングウィザード」をコンセプトに後光が差すようなデザインの玉座をCGIで制作し、合成・レタッチを経てビジュアル化しました。手すりや座面は得意技「ドラゴンスクリュー」から着想を得て、鱗をあしらったデザインにしています。この引退カウントダウンシリーズは第1弾〜第4弾まで4大会が各地のアリーナで行われ、玉座のテクスチャーや背景色を変える事で、彼の引退試合を華やかに彩っていきました。
Achievement
この引退試合シリーズは最終的に東京ドームで行われ、平日開催、最前列のチケットは¥500,000で販売されたにも関わらず、30,096人の観客を動員しました。またPPVでは100,000人以上の視聴数を得て、日本におけるプロレスイベントの過去最大の成功を収めました。
Twitterでは、「#MutoFinal」が日本トレンドのみならず世界トレンドで1位にランクインし、我々の制作したビジュアルがこのイベントの成功に大きく貢献する事ができました。
N-1 Victory 2021
NOAHに所属するプロレスラー達がチャンピオンを目指して戦うトーナメント方式の大会のビジュアルです。ライティングを工夫してNOAHのブランドカラーであるグリーンを前面に主張するビジュアルを制作しました。
各レスラーの得意技や決めポーズを実演してもらい、NOAHの王者を決めるに相応しい、躍動感のあるビジュアルを目指しました。スマートフォンの待ち受け画像や、タオル、Tシャツなどあらゆるグッズに展開されました。
左上:NOAH the New Year 2022
元日大会のキーアート。「日本のプロレス」をテーマに正月に相応しいキーアートを制作しました。
右下:NOAH5.21
ファンの間では「サイボーグ」と呼ばれる武藤敬司が、人工関節の治療を経て復帰した際のキーアート。本人をサイボーグに見立て、コピーは「武藤敬司、再起動。」
左上:NOAH 4.16
異なるプロレス団体から移籍してきた「黒い侵略者」と呼ばれるジェイクリー選手をCGIを駆使して新しいダークヒーローとして演出しました。
右下:Great Muta Final “BYE-BYE”
忍者をモチーフにしたグレート・ムタの引退興行のキーアート。散り際が一番美しいとされる日本の花、桜を象徴的に用いて去っていくグレート・ムタをビジュアル化しました。